山涼み
日曜日、朝から暑い・熱い。
家に居ても電気代がかかるだけなので、涼しいところに行こう。標高が高い所は涼しいだろう。標高が高いところはどこ?
『石鎚山』というわけで、土小屋までドライブです。(100m上がるごとに0.6℃気温が下がるというのを聞いたことがある)
土小屋までのルートは3通りほどあるんですが、今回は
西条(国道196号)→寒風山トンネル(国道194号)→土小屋(瓶ヶ森スーパー林道)のルートで出発!
瓶ヶ森スーパー林道の途中で大きな石碑を発見。
神鳴池(かんならしいけ)のいわれを書いているものらしい。興味がある人は読んでみて下さい。
記念碑
四国の屋根を走る「村道瓶ヶ森線」16.7kmは、昭和62年度に高知営林局より本川村が無償貸与を受け四年間の歳月をかけ、総工費三億二千余万円を投じて整備完成しいよいよ本年四月より全面通行を開始するものである。それを記念するとともに、この地に神鳴池伝承の記念碑を建立する。
平成3年3月31日 本川村長 山中只明
神鳴池のいわれ 東経133度12分52秒 北緯33度47分06秒
神鳴池は、四国を東西に走る中央構造線と、御荷鉾構造線の間にある三波川結晶片岩地帯に属し古期崩壊で生じた大亀裂が山頂部で二重山稜の線状凹地になる。この凹地の一つが伊予の国と土佐の国の境、西黒森山(1,861m)と自念子ノ頭(1,701m)の間にある池である。
本川村の民話の中に、神鳴池はおも池と呼ばれ、ブナモミの大木が茂り深い池であった。ある年の夏、日でりが続き作物が枯死寸前のとき、村人がおも池の水を雨にと願い、雨ごいの祈願を地元の祈祷師芳大夫にたのんだ。おも池で祈願中に、池の主の化身である蜘蛛が池からでてきて芳大夫の袴のすそに糸をつけたが、この糸を祈願の杓でブナの大木の根元につけかえたところ、突然大音響とともにブナの大木が池の中に引きこまれた。芳大夫は驚き「主は何処に」と祈ると「汝の投げ入れる物の沈むところに」とおつげがあった。芳大夫は近くにある五寸角、長さ二尺の石をとり水ぎわにおいた。石は池の真中まで泳ぐように移り沈んだという。
以後池の主の恐れをなして、誰も池に近づくことがなかったと伝えられている。
昭和45年から林道開設の調査が行われたとき、おも池の中心付近で発見された石がおも池民話の石であることが確認された。
またおも池は、昔から四国三郎吉野川に絶えることのない悠久の流れを送り続けていると語りつがれている。
高知県山岳連盟会長 国沢鎮雄
瓶ヶ森周辺は、ガス・ガス・ガスで景色はまったく見えません。真っ白です。
瓶ヶ森ただいまの気温18.8℃涼しいけど湿気多すぎ!
西条を出発して2時間ほどで土小屋に到着。
なかなかの山道ドライブでした。
土小屋の標高1492(いよのくに)m。洒落てます。
石鎚神社の土小屋遥拝殿に登山の安全をお願いして皆さん登って行きます。
僕たちは、石鎚スカイラインを下り松山の温泉経由で帰路に着きます。